1953-10-16 第16回国会 衆議院 農林委員会 第36号
なお宮城県におきましては、矢本飛行場の防風林伐採による冷害の影響について調査してほしいとの要望がございましたが、時間の都合上割安いたしました。 最後に今般の調査にあたり、私どもが痛感いたしました点を申し上げて、御参考に供したいと存じます。
なお宮城県におきましては、矢本飛行場の防風林伐採による冷害の影響について調査してほしいとの要望がございましたが、時間の都合上割安いたしました。 最後に今般の調査にあたり、私どもが痛感いたしました点を申し上げて、御参考に供したいと存じます。
これは具体例といたしましては、宮城県の矢本飛行場建設に際しまして、防風林及び魚附林を伐採いたしましたために、附近の農産物、漁獲物に収獲上の被害を与えておる。
それで而も今度はどういうことが起つているかというと、一方ではその矢本飛行場の附近の松島海岸地区は上陸用演習地というものが三カ所もとられようとしている。現にこれ又立入禁止であります。それから仙台の青葉城の裏山、これが又厖大にとられようとしておる。こういうことで基地の谷間ということが仙台でははやつておるのであります。
○荒木政府委員 占領中いろいろの事情がございまして、矢本飛行場を使つて民間航空を開設すべく、予算的措置その他を講じてその準備を進めて参つたわけでありますが、御指摘の通り矢本の飛行場は仙台から四十八キロもございますし、道も逐次改良はされておりますけれども、一時間半では、相当のスピードも出さなければならないということでございまして、都心から相当に離れておりますので、他に適当な飛行場はないかと考えていたわけでございます